明けましておめでとうございます。
年末年始は家族と過ごす方が多いですが、
ショートステイは意外にも満床近く埋まってた。
12月30日から1月4日までが特に多く、新施設として初めて迎える新年はたくさんの方にご利用いただきありがたい限り。
私は12月29日の夜勤を担当し、その日は人数もそれほど多くなく、夕食後、あるおばあちゃんとゆっくりお喋りを楽しんでいた。
「もう寝ようかな」とベッドに移るのをお手伝いした直後、険しい表情になるおばあちゃん。
「どうしました?!」と声をかけつつ、なんか変!
とっさに感じ、ガーグルベイスン(うがいうけの様なもの)を口元に当てた。
すると、「う~・・」と言いながら嘔吐された。
しかも3回も。
額には冷や汗、吐くたびにお腹がゴボゴボ鳴っていた。
吐くのが止まった時にバイタルチェックをする。血圧は200を超えていた。
オンコールで指示を仰ぎ、家族に電話で状況を説明し、朝まで様子を見ることになった。
翌朝は吐き気はおさまったものの、下痢が続き、受診の運びとなった。
結果は腸炎だったそう。
もう1人。
リビングで過ごしていると、「あー!!!」と叫びだすおじいちゃん。
「胸が痛い・・」と言い出す。
看護師と相談しながらこちらも受診の運びとなる。
こちらは胆のうの値が高いが、特に診断名はなく、そのまま帰宅された。
そしてもう一人。
元旦は家でおいしいものをたくさん食べてきたというおじいちゃんが、こちらにきてすぐ下痢をされ、「正月からごめんなぁ」と申し訳なさそうに謝られる。
こちらとしては、そんなこと慣れてるから何とも思わないし、そんな気持ちになってしまったおじいちゃんが可哀そうだった。
せっかく新年を迎えたのに、どうにかして笑ってほしくて話を変えてたくさん話しかけた。
元旦早々の大きな地震といい、落ち着かない年末年始だったけど、
「ここに来たら楽しい」と思ってもらえるようなショートステイを今年も作っていきたいと思う。
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