おばあちゃんに会いに行こう

その他

今年の正月、ショートステイが始動して初めての正月。

ある家族様は正月に親戚に会うために神奈川から大阪に来て、ショートステイに泊まっているおばあちゃんに会いに来てくれた。

「喋ったりしますか?」

「ご飯食べてますか?」

「昔からご飯とサイダー飲んでたんですけど、今もなんですね!」など

初めて会う家族様とおばあちゃんについてたくさん話せて、

すごく愛されているな、と心が温かくなった。

帰られる前に、「おばあちゃん、私たちのこと覚えてる?」と言った

一言が気になり、写真を持ってきてもらえたら、利用中にお部屋に飾らせて頂きますよ、と伝え

「また来るね」

と短い面会時間を終えて、帰られた。

次の利用時、さっそく大きく印刷した家族写真を持ってきてくれ、さっそく見えやすいところに

飾ることにした。

きっと家族思いのいいおばあちゃんだったんだろう。

ふと、自分はどうなんだろうと考えた。

仕事の休みが取りづらいから、

子供の用事があるから、

場所が遠くて気軽には行けないから・・・・

いろんな理由をつけて全然おばあちゃんに会いに行けていない。

最後に会いに行ったのは多分、7,8年前かも。

ちょうどおじいちゃんが亡くなって、一人暮らしを頑張っていた時に子供2人を連れて会いに行った。

あれからおばあちゃんも歳をとり、去年から有料老人ホームに入居している。

カレンダーを見ながら考え、たまたま土日で連休があった。

携帯電話ですぐ飛行機予約を確認する。

あ、空いてる!

もう気持ちは決まっていたが、一応家族に相談し、みんなで長崎に行くことにした。

おばあちゃんがいる有料老人ホームに電話し面会について確認し、

飛行機と宿の予約を終えた。

いつか会いに行きたい、それがもしかしたらお葬式になってしまったとしたら・・・

この先ずっと後悔し続ける。

そんな思いはしたくない。

これでおばあちゃんに会いに行ける!と嬉しい気持ちと、

クレジット引き落とし金額、36万円の数字を見て、やや固まった。

でも、これでいいんだ

間違ってない、と強く言い聞かせる。

久しぶりにおばあちゃんに電話し、会いに行くことを伝えたら、すごく喜んでくれた。

体調崩さずにその日を迎えられるよう、頑張らないと。

おばあちゃん待っててね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました