小走りするIさん

介護のお仕事エピソード

ダウン症で、発語が少ないけど、ほとんど自分のことは自分でできる

Iさん。


初めてお会いしたとき、独歩だけどふらつきはないか、様子を伺うが、
その心配はすぐになくなった。

トイレに向かう姿があり、案内しようと近づこうとすると、小走りでトイレに行かれた。

『走った?!』

身体能力が高いというか、
私達に見つからずにトイレに行くというミッションを達成させようとしているかのごとく、忍者のようにトイレに消えていった。

部屋に戻るときも同じく…忍者のように小走りで。

居室を訪れた時、ベッドの右端に体育座りをしてテレビを見ていた。

こちらの存在に気づくと少し緊張しているように見える。

1泊だけだったけど、次に来られる際の部屋のレイアウトは職員全員覚えていた。

・ベッドの向き
・ベッドの右端で体育座りをしてテレビが見えるように配置
・職員がいてる場所からあまり見えない部屋
・トイレ遠すぎない部屋

少しでものんびりとマイペースに過ごしてもらえるよう関わり方も程々にする。

追いかけませんから、お願いだから走らないでください。

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