1月1日、石川県の地震があった時。
仕事を終え、帰る時に
トイレ誘導中の同僚が
『濡れてるー!!』と叫んだ。
『え?!あまり失禁しないのに珍しいね』
と別の同僚と話しながらトイレ近くまで
行くと、
『揺れてるー!!』の間違いだったことにすぐ気づいた。
乗り物酔いのようななんとも気持ち悪い横揺れ。
利用者の安否を一人ずつ確認するため、ユニット内を走った。
ついたてが倒れるくらいで、怪我をした人やパニックになる人はおらず、リビングに集まってもらう。
テレビからは何度も地震速報が流れ、みんなで『すごいね、怖いね』と話す。
他県で働く知人は、津波警報が出たからグループホームの利用者を2階に避難させた、大変だったと連絡があった。
幸い大阪の揺れはその時だけで、帰りの電車も変わりなく動いていた。
一番驚いたのが、揺れている中でも、自分でお茶を注いだり、『怖いね〜』と言いながら歩き回っている利用者の精神的な強さ、多くの経験を重ね人生を歩んできた強さを感じた。
地震のときくらい座ろうよ、とも思ったが言えなかった。
とにかく無事で良かった。
石川地震の日、遠く離れた大阪でも揺れた
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