介護する=食事、トイレ、お風呂…を思い浮かべることが多いと思う。
中でもトイレ介助は一日何度も関わる場面。
あるおじいちゃんはトイレに行くのが好きじゃない。
面倒なのか、寝ていたいのか、漏れてても知らんぷりしてたり、行きたくない理由はその時によっても違う。
幸運なことに、おじいちゃんの部屋はトイレと近い。
リビングから部屋に帰る時、それはトイレの声かけのチャンス!
スタッフがそれとなーく併走し、あの手この手の言葉かけをする。
『ちょっと寄っていきませんか?』
『あ、トイレが呼んでますよ』
『ほら、今日も良いティッシュ用意してます』
足がトイレに向いたと思ったら、最後のヨイショ。
『いらっしゃいませ~』
『待ってました〜』などと歓迎の気持ちを最大限にお伝えする。
ここまでうるさく言われたら、嫌がるって言うより、おじいちゃん
爆笑。
笑いながらトイレを済ませる。
日によってスタッフに余裕があるときは2,3人で拍手しながらトイレに来てくれたことを喜んだりする。
私たちも楽しいし、おじいちゃんも
『またこいつらは〜(笑)』と毎度コントのようで、お互い気持ちがいい。
みんながみんな、こんなやり方ではなくて、おじいちゃんの性格にもあっているのだろう。
何事も楽しくがモットーの私達のユニット。
またトイレで待ってまっせ。
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